千葉県心理リハビリテイション連絡会

<トレーナー研修会>

 トレーナー研修会は、千葉県心理リハビリテイション連絡会会則第2条に規定する目的を達成するため、同会則第3条第5項に定める事業の一つである。
 同研修会は、テーマや時世に応じて、初心者から経験者までを対象に、トレーナーの育成や資質の向上をめざしてきた。実施形態は、創設時は1泊2日であったが、近年は参加しやすく且つ各訓練会で開催する夏期研修会の事前学習に供するよう、学校の夏期休業前の休日1日に実施している。
 しかし、新たなトレーナーの確保は思うように捗っていないのが実情である。その一方、熟練と称されるトレーナー及びスーパーバイザーの高齢化や引退という危機も現実のものとなってきている。
 このような実態を乗り越えるべく、千葉県心理リハビリテイション連絡会は星野公夫顧問の米寿を機に、顧問監修のもと、千葉県の実践を手元で参照できるようにと冊子「心理リハビリテイション 動作法のこれから from Chiba」を、2024年10月20日刊行した。しかし、それで満足してしまっては、歩みを止めてしまうことになりかねない。冊子を活用し、ブラッシュアップしていくことで更なる高みをめざすべきと考える。

   

<情報交換会>


 平成12年に開催した全国大会〔千葉大会〕を契機に、千葉県内の訓練会が個々に繋がりを持つようになると各訓練会が有する情報や課題の共有が必要との認識が生まれ、平成15年に千葉県心理リハビリテイション連絡会が発足する。
 同連絡会は会則第2条において、千葉県における心理リハビリテイションの普及と関係者及び関係諸団体の友好及び資質の向上に寄与することを目的としていることから、平成14年に開催したトレーナー研修会を引き継ぐとともに、将来的に各訓練会が企画運営することを前提に関係者が一堂に会し、課題解決に向けた協議や研修する場として、平成18年に創設する。
 その後、毎年度1回開催し、今日に至るが参加者がトレーニーやその保護者が中心ということもあり、トレーナーの確保や家庭での訓練方法といった内容に加え、会費や講師謝礼、会場確保などといった訓練会の運営に関する内容についてもテーマとなっている。

歩み
第T期(第1回〜第3回)
・訓練会相互の連携づくり
・各訓練会の運営実態の共有
・各訓練会の課題の洗い出し

第U期(第4回〜第7回)
・各訓練会の運営実態の把握
・トレーナーを含む各訓練会の課題の共有
・上記に対する課題解決に向けた協議

第V期(第8回〜第13回)
・各訓練会による情報交換会の運営
・各訓練会のニーズにもとづく企画
・保護者や初心者の実技研修

第W期(第14回〜)
・各訓練会による情報交換会の運営
・テーマに沿った各訓練会の運営実態と課題の共有
・上記に対する課題解決に向けた協議

  

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